TENGA VOICE

佐藤 光留

#77

佐藤 光留 プロレスラー/総合格闘家

大事なのは、異なる価値観の中から正解を探す事ではなく、主張を曲げないという生き方

今回のゲストは、パンクラスMISSION所属、全日本プロレスでも活躍し、UWF系興行ハードヒットのプロデューサーであり、自身のアパレルブランドDEAD OR ALIVE代表としての顔をもつなど、多岐に渡り活躍するプロレスラー・総合格闘家の佐藤光留選手です!プロレスと総合格闘技、そしてTENGAへの思いについて熱く語っていただきました。撮影は佐藤選手縁の地「原宿」にて。

高校時代にレスリングで全国大会3位という実績をお持ちですが、そのままレスリングの道へ進まず、総合格闘技への道を選ばれた訳は?

「そもそもレスリングを始めたのがプロレスラーになるためだった。普通のプロレス、デスマッチ団体の中からたまたま選んだ団体が格闘技系のパンクラスで、プロになった時も『プロ格闘家』ではなく『プロレスラー』になれたと思っていた。その後、総合格闘技という言葉が確立されてきて、自身も『総合格闘家』と呼ばれるのに大きな違和感があったが、あるときから受け入れることができた。」

総合格闘技を経てプロレスへ参戦される訳ですが、そこへ至るエピソードをお聞かせください。

「先に鈴木みのる選手がプロレスへ転向し、自分もやりたいと口走ったら真冬の屋外で2時間半説教された。翌日、とりあえずどこかの団体に売り込んでみるかと話をしている際にDDTという団体の高木三四郎社長から鈴木さんに電話がきた。『鈴木さんのところにいるメイド服を着た選手はプロレスやらないですかね?』という偶然にも程がある、運命的な電話だった。夜に下半身を弄っている時にも思い出す程に。」

プロレスへ参加されたきっかけになったのが現在興行主をされているブランド「ハードヒット」とお聞きしております。ハードヒットを佐藤選手が引き継いだ経緯をお聞かせください。

「”ください”と言ったらくれた。直球でぶつけたら思わぬところでハードヒットw」

TENGAも協賛をさせていただいた2018年7月7日開催のハードヒット。ヤフーニュースでも取り上げられていましたが、周囲の賛否両論を意に介さずTENGAと組んだ佐藤選手の意図や思いとは?

「世の中には『美味しいモノ』を紹介するテレビや『よく眠れる布団』を教えてくれる媒体は山ほどあるのに、『性的な満足感を与えてくれる行為』には一線が引かれている。人類の歴史はたかだか数千年。その何億年も前から生物は三大欲求として『食欲』『睡眠欲』『性欲』が存在したのに、なぜ性欲だけ『恥ずかしいもの』という立場で語られるのか、昔から考えていた。その答えは未だ分からないが、ハードヒットという団体のコンセプトである『強さを追い求めるプロレス』という価値観が重なって見えた。誰かが勝手に『性は公にしてはいけないもの』『プロレスは面白いかどうかを見るもの』と、勝手な価値観を植え付けやがった。自分の思っている事と違うなら、それが例え多数派でなくても堂々と主張するべきだ。だからTENGAに協力をお願いした。」

佐藤選手にとってのハードヒットとは?そして、目指す「ハードヒット」の未来、ひいてはプロレスの未来についてどう思われますか?

「仕事である以上、収益を上げていきたい。どんなに自分の中の『正しいプロレス像』があっても、世間に出したら収益という物差しをスタートにして見られてしまう。だからと言って収益を上げるためだけのプロレスは出来ない。自分のやりたいプロレスで収益を上げるというのは夢みたいな話しだが、量販店でTENGAが買えるなんて15年前は夢のまた夢だった。夢を叶える最も確実で唯一の方法は『諦めない』しかない。」

現役のプロレスラーや総合格闘家が、それだけで生活していけるのは極わずかと聞いたことがあります。その現状を佐藤選手はどう思いますか?

「他人がプロレスだけで生活していけてなくても、なんとも思わなくなった。むしろ、生活に保険をかけて他に仕事をしている人間がプロレスラーを名乗れば名乗る程、プロレスだけで生活している人間が浮き上がる事を最近知った。」

佐藤選手はご自身で興行も運営し、アパレルブランド「デッド・オア・アライブ」も立ち上げるなど、実業家としての顔もお持ちですが、選手と両立させていくことはやはり大変ですか?

「好きな人とセックスする時に『やりたくない』と思う人がいるのだろうか。選手活動もグッズのプロデュースも、昔からやりたくてやりたくてたまらない『好きな事』なので辛いと思う事がない。」

多岐にわたり活躍されている佐藤選手をそこまで突き動かす原動力とはなんですか?

「自分の事が好きすぎること。」

まじめなお話の後で申し訳ありません。もしかしたらそんな多忙な活動の反動や息抜きでは?とも思ったので、ついお伺いしちゃいます。格闘家の他に変態団興行の主催や変態自衛隊など、変態のスペシャリストとしての顔も併せ持つ佐藤選手にとっての、変態とプロレス・総合格闘技の融合?とは??

AVというジャンルの中に素人モノがあるように、自分の中では『プロレス』というジャンルの中の一つが『総合格闘技』だと思っている。みんな”違う”という。だが、自分では”同じ”だと思う。自分の人生に必要なのは、他人の価値観と自分の価値観のどっちなのか。大事なのは、異なる価値観の中から正解を探す事ではなく、主張を曲げないという生き方だけである。

TENGAは現在「性を表通りに、誰もが楽しめるものに変えていく」というビジョンを持って活動していますが、総合格闘技やプロレスの表も裏も見てこられた佐藤選手からみたTENGAについて忌憚のないご意見お聞かせください。

「子孫を残すための性欲が生物を突き動かす。その行為を『恥ずかしいもの』としているのは、なぜか地球上で人間だけである。見せつける必要もないが、なぜそこまで隠す必要があるのか。そもそも性は表通りにあるモノ。元あった場所に戻すだけ。その入り口にTENGAがあれば、門は広いと思います。」

TENGA商品をプロレスの技に例えると?(使用した事があるTENGA製品で3種ほどあればお願いいたします)

U.S.TENGA→投げっぱなしジャーマン
TENGAエッグスモールパッケージホールド
TENGA 3D→飛びつき蟹挟み

戦ってみたい相手や使ってみたいTENGAがあれば教えてください。

「質問と少しズレますが、誘拐されてTENGAで拷問されたい…..」

好きなTENGAは?

「TENGA 3DとHOT TENGA。ハードヒットに協賛してもらったのも、あわよくばもらおうなんてスケベな思いもあったw」
「TENGA NIGHT CHARGEは飲むと上がるので、気分を上げたい時によく飲んでいる」

プロレスファン、総合格闘技ファン、そして佐藤選手のファンの皆様へ一言お願いします!

「やろうぜオナニー!!」

 

 

■イベント情報
・タイトル:ハードヒット「君の寝技に恋してる」
・日程:2018年10月28日(日)開場 17:30 開演 18:30
・会場:STAR RISE TOWER
・チケット:リングサイド 5000円 / 指定席 4000円(当日各500円増し)
・HP:http://hardhitpro.com/757

Specialthanks:ターメリック
HP:https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13021567/

 

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※こちらの記事は2018年10月掲載となります

佐藤 光留

佐藤 光留 プロレスラー/総合格闘家

岡山県出身

プロレスラー、総合格闘家にして実業家。そして自他ともに認める変態。

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