VOICE #27 ZEN-LA-ROCK(ラッパー)

TENGA
VOICE
#27

ZEN-LA-ROCK

「この間はEGGを使ってみて、もう、ちょっとびっくりみたいな。
『おぉっ!』って。」

ZEN-LA-ROCK
(ラッパー)

ラッパー、ZEN- LA-ROCKは3年ぶりとなるフル・アルバム『LA PHARAOH MAGIC』を出したばかり。暗くなりがちな社会を、夢とロマン、そしてファンタジーを武器に盛り上げようと奮闘するZEN-LA-ROCKに、TENGAと彼の音楽の共通点を聞いた。

ご実家は西川口の古本屋さんだとか。

「だから、オカズに関しては過剰でした。盗んで行っちゃう友達とかまでいて、最近になって『お前んちからパクッたビニ本を売ったことがある』ってカミングアウトされたり(笑)」

独自のオナニー論やこだわりはありますか?

「本当に、家にありとあらゆる種類のエロ本があったので、逆にそういうものに対しての執着がなかったですね。家はエロ本屋ではなかったですが、エロ本も『売っている商品』であり、なかでも単価が高くて利益率のいいものがビニ本だった時代です。だから、インパクトとしてはAVを観た時のほうが凄かった。昔はエロでもヒップホップのビデオでも、もっと苦労して探して、やっと買って観てましたよね。今はYouTubeに貴重な映像もバンバンあがっちゃってる。あの、苦労して入手したビデオをデッキに入れる時のドキドキ感は今の若い子たちにはないのかなと思います。」

TENGAにあるのは男の妄想、ロマンからくる魅力でしょうか。ZEN-LAさんの楽曲しかり、そういうものが社会に元気を与えると思いますか?

「はい。だってそれを使ったり聴いたりするのは癒やしやゆとりの時間、つまり超プライベートな時間ですよね。そこでどう楽しむか、それはオナニーも音楽も同じだと思います。」

そもそもヒップホップという音楽、それはZEN-LAさんのアルバムも革命的で、TENGAの場合は自慰行為に革命を起こしたでしょうか。

「それは実は簡単なことだと思うんです。『いいな』と思ったら売れる。『気持ちいいから』買う。それがゴハン屋さんなら、『美味しいから』食べに行くみたいな、改めてそういうことに『なるほど』と思います。」

たとえ簡単だとしても、誰でもできることではないところに神秘があるのかなと。

「大事にしていることはフレッシュであることです。それは自分にとっては絶対で、だって自分にとってフレッシュじゃなければみんなにもフレッシュじゃない。今回のアルバムではニュー・ジャック・スウィングを取り入れましたが、それだってはまらない時期もあると思うんです。でも去年はそれがはまったし、流行ってて、現にクラブでもニュー・ジャック・スウィングがすごいかかっていた。実際にそういうことを現場で感じながらやってきました。」

CD屋の「日本のテディ・ライリー」というポップも見かけました。

「あれは完全に間違ってる(笑)。でも、言われてうれしいです。大プロデューサーだし、歌い手としても、革命家だよね。」

ZEN-LAさんが音楽に求めているであろうフレッシュさと、TENGAのフレッシュさはシンクロする部分もありましたか?

「あったかもしれないですね。この間はEGGを使ってみて、もう、ちょっとびっくりみたいな。『おぉっ!』って、種類は違うけどビリビリくるものがありました。」

人生の半分以上を音楽に費やしてこられたわけですが、アルバムのタイトルにもある「MAGIC」が、ここまでいたる過程でたくさん起こったんじゃないですか。

「仰るとおりで、今回は皆さんを『魔法にかけたい』くらいな気持ちです。それはTENGAやお酒なんかもそうかもしれないけれど、音楽ってすごくそういう力があるかなと思っていて。しかもそれもちょっとした魔法じゃなくて、『ファラオの魔法』なんだと。半端なく、がっちりかかるぞと。」

もしかするとご自身も、音楽やヒップホップという魔法にかけられているのでは?

「ビンビンです。『とち狂っちゃいました』みたいな。」

TENGAの魔法には?

「まだ初心者なんで、今まさにかかりつつあるかも(笑)。これからいろいろ試してみます。」

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ゼンラロック

1997年、MOODMAN主催のイベントで初ラップを披露し、99年からYOU THE ROCK★と約3年間活動をともにする。2004年にファースト・シングルを発表。あのアフリカ・バンバータも認める「エレクトロ・ファンクの正統後継者」。07年にファースト・アルバム『ZEN-LA-ROCK』、09年にセカンド・アルバム『THE NIGHT OF ART』をリリースした。

■アルバム情報
タイトル :LA PHARAOH MAGIC (2012/7/18発売)

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