TENGA VOICE

イノマー

#79

イノマー ミュージシャン

生きてる、命があるんだから恋をしたり、オナニーをしたり、美味しいものを食べたり。人生って最高だーーーー!って思わないともったいない。そして、その人生の素晴らしさを歌うのがバンドマン。絶対にオイラにしか歌えない“うた”があるはずだから……

今回のゲストは、2019年で結成20執念(周年)を迎え、今年の12月5日には20周年記念アルバム「オナニーグラフィティ」の発売も決定し、日本で最初で最後の性春パンクバンドであり、童貞のカリスマ「オナニーマシーン」のイノマーさんです。オナマシ結成から現在までの20年、そしてTENGAとオナニーついて語っていただきました。

バンド結成日が1999年12月24日とお聞きしています。1900年代最後のクリスマスに結成されたのには、なにか特別な意味が?

「知り合いが吉祥寺のライブハウスでクリスマス・イベントをやると知って、『モテようと思ってんな、このスケベ野郎!』と、ムカついたので、乗っ取りライブでムチャクチャにして、つぶしてやろうという嫉妬心から結成したのだけれど、いざクリスマス会場に行ってみたらお客さんは出演者以外は2名だけ…というクソさっぶいイベントで逆に喜ばれてしまった。演奏して機材レンタル費用の40000円を払って、終電前に当時住んでいた高円寺の自宅にひとり帰ってオナニーした。」

バンド名をオナニーマシーンと命名した理由は?

「バンド名はもうこれしかなかった。他に一切、考えなかったし候補もなかった。でも、オナニーマシーンじゃなきゃヤダという思いもまったくなかった。ただ、オナニーマシーンというクソみたいなひっどいバンド名でCDを出すことができたら面白いだろうな、っていうのは確かにあった。まさか、結成3年後にメジャー・デビューすることになるとはオイラを含め誰も思ってなかった。しかも天下のソニーから(笑)」

オナマシといえば過激なライブパフォーマンスでも有名ですが、やり過ぎて後悔したことは?

「2004年、渋谷『ラママ』でのライブ中に全裸のお客さん<男性・推定年齢24歳>がステージに乱入。ステージ中央で自分で持ち込んだ青いポリバケツにウ◯コをして振り回したという事件があった。オイラの仕込みだとみんな思ったらしく、誰も止めに入らなかった。男はウンコをした後、満足げに花道から帰っていった。もちろん、オイラの仕込みでも何でもない単なるテロリスト。ライブ終了後に捕まり、オナマシのライブで無茶をやって目立てば世間から注目を浴びて売れる!と思い込んだバンドマンの仕業だった。ちなみに、その事件後、『ラママ』のオナマシ・ライブ前の注意事項として<メンバー以外のステージでのウ◯コ禁止>という貼紙を入口で目にするようになった。」

結成翌年からライブ名を「ティッシュタイム」で続けられ、現在は70回を越える異例のロングランを記録していますね。

「続けられているのは、ライブハウス『渋谷ラママ』の辛抱強さだと思います。やりたいことがあっても“場”がないとDO(どう)にもならないのが正直なところなんで。続けているのは……誰もライブに誘ってくれないので。オナマシと一緒にやるのはいろんな意味でリスキー。誰もイベントや企画に出演オファーをくれないのなら、自分で組んじゃえ!というのがそもそものキッカケ。でも、オナマシはかなり食い合わせが悪いので難しいバンドではあると思う。『ティッシュタイム』では自分が好きなバンドと一緒にこうやったら楽しいんじゃないかな?という脳内シミュレーションだけは一応、やってます。基本、知らないバンドとは一緒にやらないし、やれない。だから、よくあるイベント当日の“顔合わせ”みたいなことは皆無です。挨拶は『はじめまして』ではなく『久しぶり』で。」

今年12月5日に20周年記念アルバム「オナニー・グラフィティ」がLOFT RECORDSから遂に発売となりますが、アルバムに込めた思いをお願いします!

「20年間の思いが詰まったというよりも、今の自分のすべてが詰まったアルバムになりました。10代の湧き上がる初期衝動みたいなもので作ったアルバムではなく、疲れ切って、擦り減らして、ボロボロのカス状態で無理やりひねり出した残尿感だらけの1枚。自分の言いたいこと、やりたいこと、って一体何なんだろう?と、ひとつひとつ丁寧に確認しながら言葉とメロディを選び、気の遠くなるようなジグソーパズルを組み立てました。実際の作業は2018年の夏ではあったのだけれど、アルバムのイメージは2016年冬くらいからあったものをまとめた感じ。廃人から立ち直り、白い壁の病院から脱け出し、スタジオで部屋で『ガスト』でノートとペンでこつこつと……リリースされる予定などなかったのに、誰に頼まれたわけでもないのに無意識で20周年に向かって曲を作ってました。それが『オナニー・グラフィティ』です。」

オナニーを掲げるもの同士、これまで接点がなくこのタイミングでようやく接点が生まれたわけですが、なぜ今だっと思いますか?

「運命だったんじゃないでしょうか?(笑)。ふふふ。でも、オナニーなんで。そこは自主独立で。やはり人と人、通じ合うまでには20年くらいの歳月が必要なんじゃないでしょうか? これからも、これからこそどうぞヨロシクです。」

イノマーさんにとってオナニーとは?

「自分を映すリアルな鏡。元気なときは元気なオナニー、健康なときは健康なオナニー。ハッピー・オナニー、失恋オナニー、メモリー・オナニー……いつの時代もオナニーがそばにいた、いるような気がする」

平均年齢50歳オーバーのオナニーマシーンの皆さんですが、オナニーそしてTENGAについて思うことはありますか?

「自分は年齢はいつだったか道のどっかに置き忘れてきちゃったんでよくわからないんですが、オナニーとセックスの大きな違いは、オナニーは笑えるし人に話せる。他人と理解しあうこともできる。でも、セックスは難しい。セックスを人前で自慢気に話してる奴は好きになれないけど、オナニーを面白可笑しく話してる男とは友達になりたいと思う。だから、セックスに未来は感じないけれど、オナニーには未来しか感じない。 オナニーはオナニーでTENGAはTENGA。TENGAで射精する人はオナニーしているという意識は薄いような気がする。TENGAる、みたいな。オナニーとテンガ。そのうち、オナニーという言葉がテンガに変わるんじゃないかしらん。オナニーという言葉がなくなって。そうすると、うちのバンドはテンガマシーン。テンマシ、ってなるのかな? あ、でも、“テンガマシーン”ってバンド出てきそうですね。もういたりして。」

仲良しの銀杏BOYZ 峯田さんとTENGA VOICEでの共演となります。大きなお世話ですが、せっかくですのでコメントがあればお願いいたします。

「ミネタくんに一言?(笑)。ええと……『オナニー・グラフィティ』の帯コメント、ありがとう。」

とてもセンシティブな質問となりますが、お聞きしないことはご出演いただいたイノマーさんの意思に反することなのではないか?そう思いましたので、お伺いさせていただきます。病気をされた現在、イノマーさんにとっての音楽とは?バンドとは?オナニーマシーンとは?

「自分の人生を真っ二つにしたとしたら、今は後半に入ったばかりです。そのスタートを癌<ガン>と一緒に切れたのはありがたかったかな、と。皮肉ではなく、いやホントに。多くの人たちに迷惑をおかけしちゃいましたが、癌<ガン>も含めて、これからも4649お願いいたします、と。『オナニー・グラフィティ』に収録の『GIFT』の歌詞にも出てきますが、“自分で自分にちょうど飽きてきたとこ”だったので、ハーフタイムのスタート・アゲインという気分でいっぱい。改めて自分<音楽&オナマシ>と新鮮なハートで向き合えるな、と楽しみにしています。ぶっちゃけ白紙に戻す、0にするという選択肢もあったのに、オナマシをヤメない、続けると決めた自分に自分でビックリはしてますが。」

「生きていれば、命さえあれば……というのは0歳児の発想でただ生きてりゃいい、ってなもんじゃないと思う。癌<ガン>の手術でICUに運ばれて、植物人間のような1週間を過ごしたときに思った。こんなんじゃ死んでるのと一緒。いや、それ以下だ!って。 生きてれば、命があればそれだけでいいという考えではなく、生きてる、命があるんだから恋をしたり、オナニーをしたり、美味しいものを食べたり。人生って最高だーーーー!って思わないともったいない。そして、その人生の素晴らしさを歌うのがバンドマン。それが出来ないのならバンドマンはバンドをヤメないといけない。だとしたら、歌が歌えなくなったオイラはどうしたらいいのか? それが今現在、イノマーくんの命題です。チンポを握りながら、しばらく考えてみようと思います。絶対にオイラにしか歌えない“うた”があるはずだから……」

 

「我ながら面白い人生だな、と(笑)。イノマーやるのも楽じゃない。癌<ガン>にならないとまともに20周年を迎えらんないんだからね、ヤんなっちゃう(笑)。癌<ガン>になったことを最初に伝えたバンドマンはミネタくん。すぐに電話がかかってきた。『イノマーさん、面白くなってきましたね?』って。スゲー野郎だな、って思った。そうそう言えるもんじゃない。ま、オイラとミネタくんの間だから成立する言葉ではあるけれど。もし逆の立場だったら、オイラには言えなかったと思う。いや、電話することすら躊躇したかも……考えて、考えて、考え抜いた結果、ミネタくんが選んだ言葉だと思う。だから、オイラにはビンビンに響いた。でも、ホントそう思う。そう思わなくっちゃやってらんないっていうのもあるけど。あの一言ですべてが拓けた。バンドとも癌<ガン>とも向き合うことができた」

「オイラの癌<ガン>手術によって第二のスタートとなった真正オナニーマシーン。ぶっちゃけ、これからどうなっちゃうかわからないッスけど、第二形態となったオイラが何をしようとしているのか? それは、本当に未体験ゾーン。ま、今のオイラにしかできないことをやるしかないんで、お楽しみニン。」

 

イノマーさん

 

オナニーの未来は

 

ひとまず僕たちが預かりました

 

イノマーさんが沢山の音楽を広めて下さったように

 

沢山の人に性春を届けてくださったように

 

僕たちにしか歌えない”うた”を世界中にとどけます

 

また、会いましょう

 

I LOVE ONANIE

 

【クレジット情報】
photo:丸山恵理(LOFT RECORDS)

 

結成20周年を記念したMV
「全力オナニー・グラフィティ」YouTube ver.
https://www.youtube.com/watch?v=Ifh8IBpWGwE&feature=youtu.be

 

 

【CD情報】
【タイトル】オナニーマシーン20周年記念BOX CD+DVD+BOOK おさるのパンク(購入はこちら

オナニーマシーン 結成20周年スペシャルBOX、文字通りイノマー、命がけの記念作品! メインビジュアルを漫画家、つの丸氏が手掛ける。 イノマーの口腔底癌手術前に実はレコーディングしていた!? BOOKにはこの20年に携わってきた錚々たる面々のコメントも! オナニーマシーンの20周年の集大成!!!ベスト盤ALBUMを含むBOXセット。

 

[CD]
『≪新録≫一発録りセルフカバー♪オールタイムベスト♪
がん手術直前緊急無断レコーディング!~愛と涙と精液まみれの奇跡音源2018夏~』
曲順:
1. ドーテー島
2. ドーテー
3. チンチンマンマン
4. あのコがチンポを食べてる
5. ソーシキ
6. ストーカー
7. ヤッてたなんて
8. メモリー・オナニー
9. 女のコ
10. 家出
11. I Love オナニー
12. 女友達
13. あのコはどこだ?
14. あの人
15. 恋のABC
16. オナニーマシーンのテーマ

 

[DVD]
『裸の大将VOL2~イノマー現形態<舌あり>ラスト・ライブ
20180825@SHIBUYA LAMAMA~』
イノマー、口腔底癌手術前最後に急遽行われた、=手術直前SPお医者さんには内緒でね=
『緊急真昼無料!ティッシュタイム~”イノマー現形態”ラスト・ライブ』
ドーテー島
チンチンマンマン
ドーテー
ソーシキ
女のコ
あのコはどこだ?
ヤッてたなんて
あの人
恋のABC
オナニーマシーンのテーマ

 

アンコール
I Love オナニー

 

レーベル名:LOFT RECORDS
CD、DVD、BOOK
価格:¥8,000(+tax)


[CD]
タイトル「オナニー・グラフィティ」(購入はこちら
曲順:
1.全力オナニー・グラフィティ
2.思春期
3.GIFT
4.ブリキの太鼓
5.イッツ・ア・スメール・ワールド
6.えんざい
7.ヤレる気がした。
8.なか指
9.0721
10.恋する童貞

 

発売日:2018年12月5日
JANコード:4545850500400
レーベル名:LOFT RECORDS
価格:2500円(+tax)


 

《ライブ情報》
『ティッシュタイム・フェスティバル』
日程:2019年10月22日(火・祝)
会場:豊洲PIT(https://toyosu-pit.team-smile.org)
時間:open 13:30/start 14:30
料金:adv ¥5,500(D代別)

 

<出演>
オナニーマシーン / 銀杏BOYZ / サンボマスター / 氣志團 / ガガガSP onamashi_toyosu_1022

【掲載】
▪️Rooftop:https://rooftop.cc/report/2019/11/01131640.php
▪️ORICON MUSIC:https://www.oricon.co.jp/news/2147008/photo/2/
▪️OK MUSIC:https://okmusic.jp/news/359365

 

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※こちらの記事は2018年11月掲載となります

イノマー

イノマー ミュージシャン

東京都北区出身

元オリコン編集長を経て1999年にオナニーマシーンを結成。数多くのバンドや芸人から愛される、童貞のカリスマ。2018年12月5日に20周年記念アルバム「オナニーグラフィティ」の発売が決定。

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