VOICE #75 松永天馬(ミュージシャン/作家/俳優)

TENGA
VOICE
#75

松永天馬

「TENGAを使っている男性の皆さん、“生”欲ありますか?」

松永天馬
(ミュージシャン/作家/俳優)

今回のゲストは、”トラウマテクノポップ"バンド・アーバンギャルドのヴォーカル・松永天馬さんです。アーバンギャルドデビュー10周年の年に、天馬×TENGAのスペシャルインタビューが実現!コンセプトの一つに“性”は外せないという松永天馬さんのその真意は!?

アーバンギャルド・デビュー10周年ならびに二年半ぶりのニューアルバム「少女フィクション」のリリースおめでとうございます!先日は10周年記念ライブ「KEKKON SHIKI」を中野サンプラザで終えられましたが、今のお気持ちは?

「十年付き合ってきた相手と、やっとKEKKONできたなという気持ちです。相手というのはメンバー、ファン、音楽、そして自分自身、何よりアーバンギャルドというバンド、それが巻き起こしてきた現象そのものに対してです。十年も待たせてごめんねという気持ちもあるし、ようやくひとつになれたという気も。KEKKONは墓場とも言いますが、スタートラインとも言いますね。ようやくスタートラインに立てた気分です。」

10周年という記念の年にリリースされたアルバムの率直なご感想は?

「とにかく、若い。そしていい意味で青い。十年選手とは思えないほどの荒削りさと実験性に満ちています。ひとまわりしたんでしょうね。十年付き合ってきた恋人ですが、こんなに長いこと一緒にいてなお、知らない顔を知ってしまったような気持ちです。倦怠期、セカンド・ヴァージンからの脱却の一枚、です。」

アーバンギャルド・松永天馬がTENGAを語る。

10周年で区切りの良い年ですが、アーバンギャルドにとってこの10周年をどのような年にされたいですか?

「精力的にやりたいです。いま35なんですが、気が早いと言われようが、人生も折り返しという気がしています。ここにきて何故か創作意欲が旺盛なので、バンド、ソロ問わず、曲や作品を沢山残したいです。個人的には年間100作品つくるつもりで日々励んでいます。」

バンドのヴォーカリストだけに留まらず、小説家、俳優、NHKの子供向け教育番組のレギュラーをやられていたなど、「松永天馬」としての活動も幅広いですが、アーバンギャルドの「松永天馬」と個人「松永天馬」に意識的な違いはありますか?

「アーバンギャルドは僕にとって絶対的な他者である女性、とりわけ繊細な少女性がバックグラウンドにあります。女性ヴォーカルである浜崎容子にこの女性性を仮託することで成立しているわけですが、松永天馬ソロは全く逆に自身の男性性、35歳のリアルな中年をテーマにしています。ここ数年、自分自身、ひいては世間一般の中年男性の自意識というものに興味があります。それは、アーバンギャルドで不在の少女を散々描いてきた末にようやく自分の肉体にたどり着いたような、長い旅でした。バンドとソロは僕にとってのジキルとハイド、躁と鬱かもしれません。」

お話をお伺いしていて「松永天馬」には“性”というコンセプトが切り離せない、というお話がありましたが、そのコンセプトとは具体的にはどんなもの?

「命を感じさせる、ということだと思います。命を根源的に問いつめていくと、そこには生への執着や生殖への欲望=性欲があったりするのでしょう。それを愛や恋などと呼んだりして美化していますが、どんなに品良く振舞おうとしてもこの『命の呪縛』からは逃げられない。心で生きると書いて『性』という漢字ですが、もっと単純に、僕は『生欲』を描きたいと思っているのです。

TENGAを使っている男性の皆さん、生欲ありますか?」

アーバンギャルド・松永天馬がTENGAを語る。

そんな松永天馬さんから見た、TENGAの印象は?

「ひとえに『オナニーをカッコよくした』ということでしょう。スタイリッシュなデザイン、コンセプチュアルなプロモーションによって日本的なオナニーの後ろ暗さを払拭した。しかしながら、本来オナニーはカッコイイものだとも思うのです。歌を歌ったり詩を書いたりしていても常々思うことですが、表現だって自慰行為や自傷行為みたいなものですから。ただ、リスナーを夢見てするオナニーなんです。そういう意味でリスナーはオナペットかもしれない。」

TENGAとの出会いは?

「TENGAは十数年前のリリース時から目にしていると思います。ファンの方からも定期的にプレゼント頂くことが多いですし、僕の名前にも似ているのでもはや他人とは思えません。テンマとTENGA、遠くて近い他人のようなものですね。」

お気に入りのTENGAはありますか?

「その、個人的にサイズ感が気になるところがあるので、USタイプ※があるのは良いですね。女性の下着がサイズ別になっているのだから、男性用のそれも様々な段階があっていいと思います。そのほうがポリティカル・コレクトネスです!」
※US=(Ultra size & Super Vacuum)

オナニーやセックスは、ご自身にとってどんなもの?

「例え話で恐縮なのですが『セックスは他人との戦いだが、オナニーは自分との戦いである』と心得ております。世の中にはセックスのほうが高尚、高級だと思っている方も多そうですが、実際は決してそうじゃない。男性の皆さん、鏡で自分の裸をまじまじと見たことがありますか。ヘテロ男性はもっと自分自身を肉体的にも精神的にも見つめたほうがいい気がします。」

アーバンギャルド・松永天馬がTENGAを語る。

「天馬」に「TENGA」。何かコラボレーションするなら?

「やはり歌は確実でしょう。曲中でTENGAと天馬でフリースタイルバトルがしたいです。しかしそれはマスターベーションの暗喩でもあり、自分対自分の内面の葛藤を表現してもいる。甘ったるいオナニーなんてダメですよ。傷つけるような荒々しいオナニーを愛しています。
とりわけソロにおいては僕自身がひとつのコンセプチュアルアートになるのが目標なので、グッズのみならず、自分自身がコラボ媒体になれたらいいですね。僕自身の肉体をTENGAに変えて、ユーザーのユーザー自身を摩擦しに参ります。」

最後にアーバンギャルド&松永天馬ファン、TENGAファンへひと言!

「LOVE ME TENGA & 天馬。
ほとばしる生欲をエネルギーに変えた、天馬とTENGAのコラボに御期待ください。」

アーバンギャルド・松永天馬がTENGAを語る。

<写真>
Photography by 東京神父
東京神父のInstagramにて、TENGA×松永天馬のアザーカットを公開中!
https://www.instagram.com/tokyosinpu/

<撮影地>
六本木ルミエール
http://www.lmiere.com/

<CD&DVD>
◼アーバンギャルド「少女フィクション」 ※初回豪華盤 CD+DVD、通常盤CDのみ

アーバンギャルド「少女フィクション」

01. あたしフィクション
02. あくまで悪魔
03. ふぁむふぁたファンタジ ー
04. トーキョー・キッド
05. ビデオのように
06. 大人病
07. インターネット葬
08. 鉄屑鉄男
09. キスについて
10. 少女にしやがれ
11. 大破壊交響楽
(DVD)
01. あたしフィクション(PROPAGANDA VIDEO)
02. あくまで悪魔(PROPAGANDA VIDEO)
03. ふぁむふぁたファンタジー(PROPAGANDA VIDEO)
04. 大破壊交響楽(MEMORIAL VIDEO)
http://urbangarde.net/10th/sf.html

◼松永天馬「見る、松永天馬」 ※DVD
見る、松永天馬

01. キスマーク/唇
02. Blood,Semen,and Death.(総天然色版)
03. ラブハラスメント(沖縄編)
04. 天馬のかぞえうた
05. ぼくらの七日間恋愛
06. ハートマーク/心臓
07. 身体と歌だけの関係
08. カメラ×万年筆=夏
http://urbangardefc.shop-pro.jp/?pid=127942035

◼松永天馬「松永天馬」 ※初回盤 CD+DVD、通常盤CDのみ
松永天馬

1.キスマーク/唇
2.Blood,Semen,and Death.
3.ラブハラスメント
4.天馬のかぞえうた
5.ぼくらの七日間恋愛
6.ハートマーク/心臓
7.身体と歌だけの関係
(DVD)短編映画 「血、精液、そして死」(初回盤のみ)
https://www.amazon.co.jp/dp/B072HHVSJN/

<ライヴ情報>
■アーバンギャルド Presents 鬱フェス2018
2018年9月8日(土) TSUTAYA O-EAST
OPEN13:30 / START14:00
ADV¥5800+[D]
https://ameblo.jp/zeneitoshi/entry-12366647554.html

■松永天馬主催「松永天馬対川本真琴」
2018年6月24日(日) 四谷アウトブレイク
OPEN17:00 / START17:30
ADV¥4300 / DOOR¥4800+[D]
出演:松永天馬 / みちこ(川本真琴+豊田道倫)
ゲスト:いまみちともたか
https://ameblo.jp/zeneitoshi/entry-12369656807.html

<MV>

※こちらの記事は2018年4月掲載となります

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松永天馬

松永天馬
1982年8月12日、東京生まれ。
音楽家にして作家にしてときどき俳優。
詩人であり、全身表現者であり、人間の内面をえぐり出す 「いま、もっとも気持ち悪い男」。

”トラウマテクノポップ”バンド・アーバンギャルドのヴォーカルとしてデビュー。多くの歌詞を担当し、ポップかつ実験的、独特な言語世界を構築。
2017年、よりディープな詩世界、”男性”性に踏み込んだキャリア初のソロアルバム『松永天馬』をリリース。

自作詩を朗読して勝敗を決める「詩のボクシング」の世界チャンピオンタイトル保持者でもあり、俳優、作家、映画監督など多岐にわたって活動している。

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